5月27日(土)、千葉市稲毛公民館で開催された千葉市日中友好協会主催のイベントに参加してきました。
牧久氏の著書『転生』は、―満州国皇帝・愛新覚羅家と天皇家の昭和―を副題とし、清朝最後の皇帝溥儀と溥傑兄弟の数奇な運命を、膨大な歴史資料と現地取材で編まれたノンフィクションです。
著者の牧氏は、千葉市稲毛区在住であり、また愛新覚羅溥傑の仮寓が現在「千葉市ゆかりの家・いなげ」として稲毛浅間神社の裏手に保存されていることから、このイベントを実施するに至ったとのことでした。
著書の内容について、著者ご自身からの解説を交えながらご説明いただき、より深く理解する機会となりました。
また、ご講演のあとは牧氏自らのご案内により、愛新覚羅溥傑の仮寓「千葉市ゆかりの家・いなげ」を訪れ、邸内を見学しました。
溥傑とその妻・浩の足跡や息遣いを感じることができました。
『転生』を拝読し、またこのイベントに参加したことで、愛新覚羅溥儀の苦悩や思いなどを感じ、歴史上の一人物と捉えていた溥儀を、ひとりの人間として捉えることができ、たいへん有意義な時間でした。
牧久氏の著書『転生』について詳しくはこちら▼
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388858
「千葉市ゆかりの家・いなげ」について詳しくはこちら▼
https://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/bunkazai/yukarinoieinage.html